先日このブログでもお知らせしていた、「親子で牧場体験」が無事終了しました。
食べることが大好きな息子も、「ぜったい 連れてって~~~」と参加。
子どもたちは、実際に牛のおっぱいを搾ってみたり、餌やりやブラッシング、バター作りなど、いろいろ体験して、とってもいい笑顔がこぼれていました。畑の教室HPで写真が見られますよ^^
会場は、普段は一般の方に開放することがない23区唯一の小泉牧場さん。こちらの牛乳は、都内でも販売されている「東京牛乳」としていただくことができます。搾ってから製品になるまでの時間が短いので、牛乳本来の甘みが残る貴重な牛乳です。
今回私が担当させていただいたのは、この体験の締めくくりとなる手作りバターをつけて食べるクッキーと、体を温めてくれるポタージュです。カラダの中からこのイベントを経験してもらいたくって、どちらもレシピには東京牛乳を使っています。尚、今回も「子どもたちの食育の場へ 本物の塩を!」とわじまの塩をご提供いただいております。橋本社長ありがとうございました。
前々日から準備をはじめたクッキーは、こんな感じ。
練馬の農家の皆さんが一生懸命育てた中力粉「ふじみ小麦」の特徴をうまく活かせるように、そして口の中で手作りバターと噛み締めたところで美味しさに変わるポイントを私なりに表現してみました。クッキーというよりは、ショートブレッドの配合をヒントにしています。
会場でも作り方を聞かれたので、レシピを載せておきます。
写真はスミマセン(><)プレーンの絵がなかったので、黒ゴマタイプです。
練馬のふじみ小麦と東京牛乳のクッキー(25個)
[材料]
ふじみ小麦 130g
コーンスターチ10g
バター(常温) 55g
砂糖 40g
東京牛乳(常温)25g
塩 ひとつまみ
[作り方]
1 バターをボウルに入れ、泡だて器でクリーム状にする。砂糖を2~3回に分けて入れ白っぽくなるまでよくまぜたら、塩と牛乳を少しずつ入れて混ぜ合わせる。
2 1にふじみ小麦とコーンスターチを混ぜたものをふるいながら2~3回に分けていれ、サックリと混ぜる(この時点では生地がポロポロしています)
3 2をビニール袋に入れてから、袋の中で生地をひとまとめにして冷蔵庫で1時間以上置いておく
4 3を厚さ1センチ程度、2~3センチの丸型にしたら楊枝などで上に穴を開け、200度で予熱したオーブンに入れ、160度で15分程度焼く(周りがきつね色になる程度)。焼き上がりは、鉄板にのせたまま粗熱をとって冷ます。
※黒ゴマタイプは上の分量にすりごま10g、バター5g、牛乳5gを追加します。
ポイントは、小麦を混ぜる際に生地を練り合わせないこと。さっくり混ぜます。
それから、焼き上げた生地は鉄板で粗熱をとることです。
仕上がってからさらに1日置くと、バターとお砂糖の風味が落ち着くので、味わいが変化します。
尚、中力粉は市販の薄力粉でも代用可能です。
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牧場での経験は1度きりですが、日々の「食べること」は続き、牛乳を飲む機会があることと思います。
牛ではありませんが、今回の経験を何度か反芻(ハンスウ=カラダに取り込んだ食べ物を再び口に戻して噛み締める 牛などの動物の消化)していただき、より身近な食生活へ吸収していただけると、とても嬉しく思います。
ご参加くださった皆様、小泉牧場の皆様、NPOの皆さん お疲れ様でした!^^
調味料アドバイザー 古谷史織
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