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|まいにち|うまみ日記|

三鷹産のオリーブ

「これは、どーやったら美味しくなるんだ?」
「食べられるようになるの??」
ということで、私なんぞに大役がまわってきてしまいました。


見るからに美味しそうでプリプリしているのは、三鷹産のオリーブの実。
オイルはあんなに美味しいのに、この実は渋を抜かなければ食べられないのです。

オリーブの生産者さんは、本業が植木の職人さん。
緑色の葉がとても気に入って、小豆島でオリーブの育て方を学んできたそうです。
ここ東京でも、病気やウイルスに負けないように見守ってあげると、秋にはたわわに実がなるそうです。今年は6月と9月に大きな台風がありましたが、今回残ったのは強風にも負けないで頑張った子たち。

実は私、こうやって見るのは初めて。
小豆島のオリーブオイルソムリエさんが教えてくれた小豆島スタンダードの漬け方を真似てみました。

まずはアク抜き用の苛性ソーダ探し。
市内では見つからず、吉祥寺駅前のライオン薬局さんと三鷹のツルハドラックさんで取り扱いがあることを突き止め、ハンコを持って薬を買うところから始まります。(ライオン薬局さんオススメ ^^)

アク抜きに3日間、びっくりするほどに茶色い水が出てくるのですが、徐々に抜けていくのが目で見て分かるようになってきます。試食をした段階で、塩の方向性を決めることに。

今回の塩は、外国産の天日塩使用で比較的塩化ナトリウム度合いが高いものを選びました。塩の濃度を1%から徐々に上げて行かなければならないので、「塩」味がちゃんと入るもので海のもの…ということで沖縄で再生加工した県外用のヨネマース。完成品はこちら。

どうやら渋抜きの時に少し空気が入ってしまったようで、思うような色は出ませんでしたが、初回にしてはまぁまぁの出来。黒い実も渋が抜けると緑っぽくなるのですね。初めて知りました@@

未熟果は、フワッと香る青みが残っていて、適度にさっぱりしたお味。
完熟果は、じゅわっと濃厚なオイルの風味がします。

どちらも個性的かつ、自分で作ったとなると格段に美味しい気がします^^

そうして作ったオリーブは、3%塩味で農家さんへお味見へと旅立って行きました。

我が家では、実験用に6%塩分を作ってみています。濃い塩分のオリーブは、ソースや煮込み向きでしょうか?オリーブをつまみながら、オリーブのお料理を考える…。とっても貴重な食材を楽しむことができています^^

今回も、スペシャルな出会いに感謝。

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