伊豆大島 海の精さん続編です。
前回のお話はコチラ。
◆海の精「あらしお」
濃縮された海水は、元町工場へと運ばれ、そこで一晩かけて平釜で炊かれます。
濃縮された海水は、元町工場へと運ばれ、そこで一晩かけて平釜で炊かれます。
熱源は、環境に配慮した蒸気を使った加熱法。下の写真は、一晩炊かれた、ほやほやの赤ちゃん塩。
炊いた釜から、運搬用の容器に移し替えます。
ザバ~っとニガリ・そして出来立ての塩が出てきます。出来立ての塩の味は、まだ多くのニガリをまとっていて、青い味。
伝統製法を守っている海の精さんですが、品質管理は最新の研究に基づいた管理法で行なっていらっしゃいます。職人さんの感を頼りにするのではなく、きっちりかっちり管理。現代的です。
この釜で炊いた塩からニガリを除いて、さらに品質の安定化を測る作業を経て海の精「あらしお」が完成します。とても安定していて、塩化ナトリウム以外のミネラルもバランスよく入っています。
◆海の精「やきしお」
焼き塩に関しては、詳しい製造方法は企業秘密なのですが、高温で加熱することにより水分が抜けて粒が小さく、溶けにくくなるため、甘味を感じやすい塩へと変化していきます。
こちらが出来立ての焼き塩。ほろほろ崩れていきます。
「やきしお」を食べた方ならお分かりいただける、あの軽い柔らかいお塩です♪
◆海の精「ほししお」
これが、一番手間と時間が掛かるお塩。
濃縮した海水を、ガラス張りのハウスに並べ、結晶の品質を安定化させるため、毎日人の手で撹拌しながら数ヶ月をかけて結晶化させる、純国産の天日塩です。
ハウスの温度は、この時期でも40度なので、この中で作業を行う職人さんはほんとうに大変(><)
少しずつ、少しずつ、赤ちゃんの塩が太陽の力で育っていくのです。太陽と光、そして塩。シンプル、そして何よりも力強い素材感。「ほししお」は野性的な力強さを備えたお塩です。
気になるこだわり精神や、商品を知りたい方は海の精HPへどうぞ。
◆お知らせ◆
只今、二子玉川東急フードショウ内にて、この海水から作られる「あらしお」と有機玄米を使った塩麹料理教室を開催しています。どなたでも参加できて、デモンストレーションと試食が付きます。
ご興味のある方は、詳細をご覧下さいね^^
CONVERSATION