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|まいにち|うまみ日記|

お粥のいちにち

本日七草の日。


…ということで、スーパーマーケットでは七草の素材がたくさん並んでいますね。
「豊作を願い、家族の健康を願う。」という伝統です。

七草が先か、おかゆが先か…?と言われると、私は後者。
やさしい味のおかゆが好きなのです。

ここに、帆立貝で焼いた味噌をのせたり、
大好きな塩をパラパラふりかけて食感と塩のうま味を楽しんだり、
佃煮を合わせたり、胡麻をふりかけたり…。

食欲が無い時にも、元気な時でも、おかゆを食べるとホッと安らぎが訪れます。

炊き上がったご飯から作る場合もありますが、特別なおかゆは生米を炊くようにしています。

生のお米から炊くと、一度もでんぷん質が老化することなく素直なままで、甘みや味わいが深いおかゆが楽しめるんですよ^^ ゆったり気分で、カラダを考えて作ってみるのもいいですね。


分量は、お好みのとろみ具合にもよりますが。

米:水 = 1:10 

米は30分前に洗いザルに上げ、鍋に水とコメを入れて弱火で40分ほどコトコト。
途中で鍋底にお米がくっつかないように、混ぜてあげます。

最初は「エッこんなにお米が少ないの!?」と思いますが、完成する時には絶妙なんですよ。

仕上げに薄めの塩味を付けてもいいですし、そのままお茶碗に持っても。
じわ~~っと温かいおかゆ。

塩選びのポイントは、同じ「炊く」で作った平釜塩は最初からあわせて炊く、
天日塩や岩塩などの粒が大きめのタイプのものは、ミルで挽くかそのまま
ふりかけて食感を楽しみます。

私が大事にしていることわざ「地の物は地の塩で」にこだわって、お米の産地と同じ水を使って、その海からとれた塩を使うと、その美味しさはマニアレベルに達することでしょう。

七草ですが、あえて七草セットを買わずとも、手に入るお野菜を使ってもいいですよね。

その気持こそが大事なのですから。


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