秩父に自生するカエデからメープルシロップを作り、それを元にしたサイダーが販売されたそうです。
毎日新聞記事「サイダー:自生カエデの樹液使い」
まだいただいたことはないのですが、ちょっと気になる商品です。
日本のメープルシロップは、秩父と十和田や山形などで採取されている(た)ようですが、採取法がカナダのサトウカエデと同じであれば、樹液を採取するのは年に一度のみで、新緑前の少しの間。採取した溶液を何十分の一に煮詰め、手間暇をかけて作り上げ、あのメープルシュガー独特の甘みや香りが味わえるのです。
日本の気候にあった、この地に自生するカエデの味は一体どんな個性あふれる糖なのでしょうか。私的には、樹液をサッと煮沸消毒してそれに塩をちょこっと加えて飲んでみたい希望が溢れていますけれど。。
参考までに、メープルシロップの成分はこちら(製品によって若干の差はあります)
ショ糖分 …62,2%
還元糖 …1,4% (還元糖とは、ブドウ糖や果糖のような糖類)
水分 …34,3%
灰分 …0,6%
カロリーは、上白糖を100とすると66程度です。
メープルシロップは、上白糖と比較すると還元糖が多いので比較的簡単に焦げるという性質を持つものの、灰分が少ないので苦味を感じにくく、水分も多くさっぱりとした口あたり…という個性を持っています。
私的には、せっかくならばシロップでいただきたいという気持ち。
ご参考まで「秩父カエデ糖HP」「メープルサイダー紹介HP」
もう少し煮詰めたペーストタイプのメープルバターを主軸にお菓子を作るのもいいかも…とか、更に水分を抜くと、メープルシュガーへ変わるので、このタイプでの活用も良いかもしれませんよね^^ しかし、カナダの大規模農場で生産されるものと比較すると、おそらく和メープルの価格は目がビョっと飛び出るほどなんだろうなぁ。
国産の貴重な資源が、大事に沢山の人に愛されますように。
そして、私も見つけたら試してみたい気になるmade in JAPANのメープルシロップです。
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