6月も終わろうとしていますが、、先月のお話をご紹介いたします。
5月上旬、大学の先生をしてきました。
帝京大学 教育学部の3年生の学生さんが、今回は私の生徒さんです。
今回のテーマは「塩」です。
講師をするにあたって、教授から与えられたテーマは「塩」そして私、古谷の人生の歩き方について。
90分という短い時間の中での塩の講座内容はこんな感じ。
- きき塩
- 塩と体の基礎
- 塩の歴史と農産加工のつながり
- 現代の塩とその種類
- 生活に繋がる塩の存在
- 塩の捉え方
- 再きき塩
学生さん、私とひと回りも違うのですよね。びっくりデス@@
そして、一番味覚が優れている年頃…ということで、何も言わずにどんな塩を皆さん選ぶかなぁ~と思って、チャレンジしてみました。 結果は、驚きのウフフ☆
うんうんなるほど!という結果ですよ^^
(すご~く気になるマニアックな方は、お問い合わせくださいませ♪)
そして、知識や歴史の背景と現代の塩について知ってもらったあとは、食材を合わせての再試食。
「粒の違いしかわからない」
「旨味と甘味を感じる」
様々な反応がありました。やはり、塩ですから舌への挑戦です。
そして、私が話した人生のサラリーのお話。
私たちは、生まれた瞬間に、死ぬことが決まっているのです。
それはもう、どうしようもなく本当のことで、その時がいつなのかどうかっていうのは誰にもわかりません。幸運に恵まれて世に生まれたからには、自分の目的をちゃんと作って、世に踏み出しましょう。「仕事は人生の目的じゃない。仕事は、人生の目的を達成するための手段である」という私の考えをお話させて頂きました。もちろん、結果家庭に入る道を選んだり、どんな生き方をするのも自分ありき。
今回の学生さんの大半の人がなるであろう、サラリーマンの語源は塩。
人は塩無くしては生きていくことが出来ないのです。
かつては、お金と同等の扱いをされ、塩をめぐって戦争や国家独立のきっかけになったほどの存在。
人生における塩、生活の周りにある塩、食として日々体をめぐる塩。
どういう塩を選んでとっていきますか??
…という私自身にも日々投げかけている疑問を、そのまま学生さんにぶつけてみました。
誰でも、いつでも、志を 少し変えて、自分をシンプルにしてあげる事で、人生の可能性は莫大に広がっていくものだと思うんです。生き方も、人生も人それぞれ。 「当たり前」の押し付けや、一方的に押し付けられていると感じるままに、自分の意志を交えないで出した答えは、本当の答えじゃないはず。。
私も、相当な期間をかけて悩んできた道。
「人生の目的って、どうやって立てるんでしょうか?」って人に聞いても教えてくれません。
だって、自分の答えは自分の中にしか無いもの。
偉そうに言ってる私ですが、実はまだ温もりの中にあって、すごく贅沢な塩の選び方をしているかもしれません。
…なんていう話をしていたら90分は、あっという間。
人と人とは一期一会、一瞬のすれ違いに彼らに残せる思いはちょびっと。
私のことは忘れてもいいので、これから社会に出て花咲く若い芽を、応塩していこうと思っています^^
ちなみに、
1キロ =100円 の塩
100グラム=500円 の塩、
「どっち買いますか?」という問いかけには、一人だけ500円の塩を選んでくれた学生さんがいました。「美味しいほうがいいから」という理由。
「でも、1キロにすると5000円は買う??」って聞いたら「買いません。高い」ということ。
うん、確かに5000円の塩を買う勇気は、私にだってない。
価値と、必要な量と、自分なりの考え、価格、全て備わって日々の塩を選びましょうね♪
すばらしく良い経験をさせていただいた、大学授業でした☆
ご協力頂きました お塩のメーカー様、教授、 ありがとうございました。
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