カンボジアのおみやげに、貴重な胡椒を頂きました。
熱帯性植物のために、日本では生育が難しい胡椒。
近縁は沖縄の一部で栽培されているピパーツですが、本島での栽培はほとんどありません。100%が輸入品です。
日本の主な輸入先は、下記のとおりです。※H25のデータ
1位 マレーシア
2位 インドネシア
3位 インド
4位 ベトナム
この4国が、ほぼ99%を占め、残りの1%がその他。
かつてカンボジアは世界でも有名な品質の良い胡椒の生産地でしたが、長い内戦の間に市場でのブランド価値がすっかり無くなってしまい、1990年代から再び生産を開始して今に至るそうです。現在の生産量は世界13位と言われているそうです。
今回のおみやげは、ピンクペッパーとブラックペッパーの粒とパウダータイプ。
ブラックは、これまでであった国内流通の胡椒よりも甘みと深みがありながらも、スッとした香りと辛味があります。ピンクペッパーは、私達が普段食べているいわゆるピンクペッパーとは違い、フルーティーながらもペッパーの芯の強さのような味わいが感じられます。
胡椒は食材の防腐作用があるとともに、胃腸を整えてくれたりするなど、古くはクスリとして使われてきた歴史があります。辛味成分のピペリンは、大量摂取には注意するべき物質と言われていますが、日常生活では気にする必要は無いでしょう。
現地では、青い生の実をお料理に使ったりもするそうです。
つい先日インドネシアのカリマンタン産の胡椒の実を塩水につけた「純胡椒」という商品に出会いましたが、これが近いのかな?(お味見はまだです)
また、カンボジアの胡椒を復活させるべく、日本の方が現地で生産されているようです。
http://www.kuratapepper.com/index.html
我が家の胡椒生活、カンボジアの貴重な胡椒でさらに充実したものになることでしょう♪
スープ、麺にあわせたり、肉魚と妄想は膨らみます!!
そうして、カンボジアの高級ブランドの復活をちっちゃく応援してます。
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