夜の東北道をひらすたに北へ。
東京弁を脱ぎ捨てて、私の生まれ育った街へ。
行って来ました青森県弘前市。
今が旬の弘前のうまかもんから、温泉、そしてこの時期ならではのねぷた祭りにも参加して、東北の短い夏を堪能してきました。ちゃっかり調味料リサーチもしてきたので、何度かに分けてレポートしたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ^^
なんといっても、まずは食べ物のお話から。
[ほや]
東京ではめったに遭遇することのない、パンパンになったホヤ。
調理するのが十数年ぶりだったので、調理法をお魚屋さんの人に聞くと「ホヤの調理法ですか?いや…このまま食べれるので…」と。いやいやそんな訳ないだろうと「どこに包丁を入れるんでしたっけ?」と噛み砕いてさらに聞くとやっと教えてくれました。どうやら地元の人にとってはホヤの調理は調理に入らないようで^^;
自分で調理して、納得。こりゃ簡単だった。
【ホヤの捌き方】 ※自分メモです
1 ホヤの上部を切り落とす
2 縦に包丁を入れ中身をひっくり返し、中身を取り出し黒いワタを除く
3 水で洗い適度な大きさに切り分け、塩水に漬けておく(薄切キュウリを入れるとさらに良い)
[とびうおのお寿司]
津軽名物 鮭寿司のトビウオバージョン。深浦産のトビウオに、もち米や人参・生姜とすし酢で漬け込んだもの。食感も酸味のバランスも良くて、これぞ津軽の味!と思いつついただきました。
もともとお寿司は有名な鮒のなれずしにあるように、お酢を使うものではなく素材をもち米や塩で漬け込み乳酸発酵させたものを「すし」と呼んでいたんですけれど、時代とともにお酢を使うようになったんですよね。 このお寿司は、その中間くらいのお味でしょうか?日本酒がよく合うんです^^
[マタニのパン]
弘前の思い出の味といえば、マタニのパンにバタークリームのケーキ。
今回はどうしても食べたくてケーキと、ハートパンとソンブレロ、クリームパンをいただきました。実はソンブレロ、品切れだったのですがお店の人にきいてみたところ「形が悪いのだったらあげるよ」といただいてしまったのです!!30過ぎて、そんなに食べたそうだったのか!?と思いつつ好意をありがたくいただきました。思い出の味は甘くて素朴。
◇マタニ
青森県弘前市大字親方町23
0172(32)3704
[嶽きみ]
嶽きみ…と呼ぶには早いのですが、岩木山麗で育った きみ(=トウモロコシ)
恵味(めぐみ)というイエロー系の品種。皮も柔らかくて、新鮮なのですっきり甘い美味しさ。お盆が過ぎた後の寒暖の差がつくりだす深い甘みが、嶽きみの特長なので、旬まではもう少し。あちこちできみの花が咲き誇っていました。これから行く方はぜひお試しくださいね!
まだまだ盛りだくさんの弘前話ですが、今日はココらへんで。
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